Cross Pointを拠点に活動されている
株式会社豊岡の代表、豊岡舞子さんに入居者インタビューをさせていただきました✨
今回のインタビューは、学生スタッフの吉田真歩が担当させていただきました。
私は大学院で建築を専攻しており、「起業家の働く場所」をテーマに研究しています。
特に女性起業家と男性起業家の働き方や働く場所の違いに焦点をあて、性差分析をもとに研究をしています。今回のインタビューもとても楽しみにしておりました!
目次
1 自己紹介
2 起業のきっかけ
3 取り組まれている事業について
4 起業(お仕事)への想い
5 今後の目標について
6 学生やこれから起業したい人に向けてひとこと
自己紹介
はじめまして、学生スタッフの吉田真歩です。本日はお忙しいところ、ありがとうございます!よろしくお願いします。
株式会社豊岡の豊岡舞子です。よろしくお願いします!
元々、ファッション業界で働いていました。
洋服を仕入れて、売っている小売りの会社でした。
会社では、店舗で洋服を販売したり、洋服のブランドの責任者もやっていました。
事業計画や年間の営業計画を作成したり、採用の仕事、販売員研修、店舗が入っているモールとの打合せ、などなど色々なことを経験してきました。
会社員時代も、経営者のように働かれていたのですね…!
学生時代からファッション関係の分野を学ばれていたんですか?
実は、ファッションに興味があったわけではないんです。
大学では哲学を専攻していました。
どちらかというと、歴史や哲学に興味がありました。「なぜそうなるのか」を考えるのが好きだったので。
起業のきっかけ
豊岡さんが、会社員から起業しようと思った理由はなんですか?
自分が会社員として働く中で、「あ、今なら自分でもできるかも」と思って独立しました。
いきなりですか!?
いえ、学生のときから会社を立ち上げたいとはずっと考えていました。
ただ、いきなり新しい事業を立ち上げるのは難しいと思っていて。
会社員として、全国の商業施設やエキナカに実際に入ってお客様の接客や企画や運営を経験する中で、「この分野なら私が全部喋れます!」って思えるくらい自信がついたので起業をしました。
実際のお客様との関わりがあることは、経営者としても大切なんですね。
そうですね、アパレル業界で立場のある方がお話したとしても、その人の目線での話になってしまうことが多くて。一般のお客様の声はあがらないんですよね。だから、そこを理解しているのが私の強みだと思います。
お客さんの目線で考えられるって、とても素敵ですね!
取り組まれている事業について
現在は、どのような事業に取り組まれているんですか?
色んな企業さんから依頼を受けて、インスタライブやライブコマース、セミナーに出演しています。そこで「どんな人にどんなもの(服)が似合うか」をお話ししたりします。
あとは最近、小学校で3カ月間授業をやっていました!
小学校で!どういう授業なんですか?
スタイリストの勉強です。
お友達とペアになってもらって、その子が似合うスタイリングを考えてもらいました。たとえば、その子に似合う色を考えて服を選んだり。
で、もしわからなければヒアリングをするんです。
その子がどんなスタイリングを希望しているのかコミュニケーションをとりながら進めてもらいました。
とても楽しそうな授業ですね。
世の中には「自分が好きなものを着よう」って風潮もありますが、
私は「相手への思いやりをもった服を考えよう」というのも大切だと思っています。
例えば、お葬式は喪服を着るとか、その場にふさわしい服を着たり。
ビジネスのシーンでも、パーティまではいかないけど主賓の方がいらっしゃるような集まりだと、カジュアルな服はダメですね。
たしかに、服装に明確なルールがない集まりでは服装選びは難しいですよね・・・。
そうですね、そういう意味で子ども達には相手に思いやりを持てているか、であったり、マナーについて知ってもらいたいと思いました。
なるほど。
他にも、ブランディングの支援もされているんですか?
そうですね、今は化粧品のプロデュースをしています。
リリースに向けた準備のお手伝いをしています。
売り方を考える仕事です。実際に誰が使うの?誰が買うの?といったところを考えます。
色々なお仕事をされているんですね!
起業(お仕事)への思い
豊岡さんが事業に対してこだわりを持って取り組まれていることがわかりました。そのモチベーションの源泉は一体どこにあるのでしょうか…?!
やり遂げてないことがあると、気になってしまう性格なんです。
中途半端にできないというか。
なるほど。
最初はファッションにそこまで興味がなくはじめられたとのことですが、起業までされる中で好きになりましたか?
多分、ファッションが好きな人と種類が違うと思います。
ファッションが好きな人は、自分の好きな服を着ることが好きだと思うんですけど。
私は、誰かのファッションについて考えたり、何が似合うかを考えることが好きなんです。
少し哲学的な要素にもなりますが、私は人生で仕事をしたり、意義のあることをやりたいと思ったときに、一部の人向けのことはやりたくないんです。
もっと極端に言うと、富裕層向けの特別な~とかは魅力には感じないんですよね。
服って、世界中のすべての人が着るものだから、魅力を感じているのかもしれません。
なので事業でも、服のデザインや制作側というよりもその服の着方であったり、広めたりといったことを行っています。
今後の目標について
豊岡さんの今後の目標をお聞かせください。
今やっている仕事を拡大していきたいなと考えています。ファッション業界以外のところで、もっと広げていきたいなと。
今までは、アパレル会社さんがメインで依頼を頂くんですが、もっと違う業界やジャンルの方とお仕事をしていきたいと思っています。
応援しております!
学生やこれから起業したい人に向けてひとこと
最後に、これから社会人になる学生スタッフや起業を考えている人にひとことお願いします。
長く社会人をやってきて思うのは、みんなそれぞれ得意なこと、できることは違っていて、自分が思っている以上にたくさんの可能性があると思うんです。
だからもし、今学んでいることややっていることが自分に合わないな、と感じているのであれば、やり方を変えるのもいいかもしれないし。
私も働いていて思ったのが、その会社で伸びなかった人が違うことをやったら伸びる場合ってあるんですよね。部署が変わったり、会社を変えたり、環境を変える、部屋を変えるだけでも
学生の間は、みんな同じことをやらされるから、自分が上に上がることってすごく難しいと思います。でも社会に出れば、いろんな挑戦ができる。だから、この分野なら1位になれる!ってものに挑戦できると思います。
何歳になっても、誰でも可能性があって、とても楽しいことだと思います。
とても勉強になりました。ありがとうございました^^
記念撮影